上影陽線は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、1分足。
価格はレンジ状態を作りながら進み、やや上昇し、その後大きく下降しています。
上影陽線は、大きく下降する前にやや上昇したところで出現しました(青色の箇所)。上影陽線が出現する前はレンジ相場からやや上昇方向に流れていく素振りをみせていますが、上影陽線が出現してからは、下降方向に進んでいます(赤色の矢印)。

売買サイン

上影陽線は、天井圏で出現すると売りのサインになります。今回の上影陽線の実態は小さく、上ヒゲも十分にのびています。実体の長さと比べて5倍も6倍も上ヒゲが長い時は、売りのサインは特に強くなります。
1分足では流れがはやいため、瞬時の判断が必要になります。スキャルピングなどで少しでも利幅を得ようと考えた場合は、今回のようなローソク足を注視した動きの読みが役に立ちます。ローソク足のサインを読み取ることで、利益になりやすい状況を予測でき、ポジションを持つことも可能になります。ローソク足のサインを見る方法は、順張り・逆張りどちらにも適用できます。
チャートでは上影陽線の直前にやや上昇していく素振りもありますが、その後すぐに下降するというダマシのような動きがみられます。この時、ローソク足が上昇方向に流れているからという理由だけで買いポジションをもっていたら、結果損失を出してしまっていたかもしれません。流れについていくことは大事ですが、それだけでは短い時間足のチャートを見て戦うには不十分です。十分な根拠となるローソク足が出るまで待つという行動が命運を分けることもあるでしょう。

損切り位置

短い時間足といえども、もちろん損切り位置の設定は必要です。スキャルピングの場合でも、エントリーと同時に損切り位置を設定できるようにしておきましょう。
今回のケースを参考にすれば、損切り位置は上影陽線の高値近辺となるでしょう。

ポイント

  • 実体の長さと比べて5倍も6倍も上ヒゲが長い時は、売りのサインは特に強くなる
  • スキャルピングで使用するときは、根拠となるローソク足が出現するまで待つ、という行動も必要

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

下影陽線(陽のカラカサ)

下影陽線は、実体に比べて下ヒゲが特に長いローソク足です。最低でも下ヒゲは全体の3分の2以上の長さをもっていることが重要です。上ヒゲがあっても短いものはノイズとして下影陽線に含まれます。厳密に上ヒゲがないものはカラカサといいます。

下影陽線は、価格は一度下がったものの、最終的にはそれ以上に上がったことを示すため、買い優勢の局面と捉えられます。底値圏に出現した場合は、売り圧力が弱まり買い圧力が強くなっていることを示すため、強い買いサインになります。しかし、天井圏に出現したときは首吊り線と呼ばれ、価格が下がる可能性があるため、注意が必要です。

日本語表記:下影陽線(したかげようせん)、下ヒゲ陽線(したひげようせん)、陽のカラカサ(ようのからかさ)、首吊り線(くびつりせん)、ピンバー
英語表記:hammer、umbrella、lower shadow candle、pin bar、bullish pin bar

下影陰線(陰のカラカサ)

下影陰線は、実体に比べて下ヒゲが特に長いローソク足です。最低でも下ヒゲは全体の3分の2以上の長さをもっていることが重要です。上ヒゲがあっても短いものはノイズとして下影陰線に含まれます。厳密に上ヒゲがないものはカラカサといいます。

下影陰線は、価格は一度下がったものの、最終的には最初の価格近辺まで上がったことを示すため、ひとまず買い優勢の局面と捉えられます。底値圏に出現したときは、売り圧力が弱まっていることを示すため、買いサインになります。しかし、天井圏に出現したときは首吊り線と呼ばれ、価格が下がる可能性があるため、特に注意が必要です。

日本語表記:下影陰線(したかげいんせん)、下ヒゲ陰線(したひげいんせん)、陰のカラカサ(いんのからかさ)、首吊り線(くびつりせん)、たくり線、ピンバー
英語表記:black hammer、hanging man、lower shadow black candle、pin bar、bullish pin bar

上影陽線(陽のトンカチ)

上影陽線は、実体に比べて上ヒゲが特に長いローソク足です。最低でも上ヒゲは全体の3分の2以上の長さを持っていることが重要です。下ヒゲがあっても短いものはノイズとして上影陽線に含まれます。厳密に下ヒゲがないものはトンカチといいます。

上影陽線は、価格は一度上がったものの、最終的には最初の価格近辺まで下がったことを示すため、ひとまず売り優勢の局面と捉えられます。天井圏に出現したときは、買い圧力が弱まっていることを示すため、売りサインになります。

日本語表記:上影陽線(うわかげようせん)、上ヒゲ陽線(うわひげようせん)、陽のトンカチ(ようのとんかち)、ピンバー
英語表記:inverted hammer、inverted umbrella、upper shadow candle、pin bar、bearish pin bar

上影陰線(陰のトンカチ)

上影陰線は、実体に比べて上ひげが特に長いローソク足です。最低でも上ヒゲは全体の3分の2以上の長さを持っていることが重要です。下ヒゲがあっても短いものはノイズとして上影陰線に含まれます。厳密に下ヒゲがないものはトンカチといいます。

上影陰線は、価格は一度上がったものの、最終的にはそれ以上に下がったことを示すため、売り優勢の局面と捉えられます。天井圏に出現したときは、買い圧力が弱まり売り圧力が強くなっていることを示すため、強い売りサインになります。

日本語表記:上影陰線(うわかげいんせん)、上ヒゲ陰線(うわひげいんせん)、陰のトンカチ(いんのとんかち)、ピンバー
英語表記:inverted black hammer、shooting star、upper shadow black candle、pin bar、bearish pin bar

上影陽線は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、4時間足から。チャートを見ると、価格は上昇・下降しながらも、全体としては上昇方向(緑の矢印)に進んでいます。
上影陽線は、一時的に反発下降(赤の矢印)する直前に出現しました(青色の箇所)。上影陽線が出る前は陽線が続き価格は上昇する勢いが見て取れますが、上影陽線が出た後は、勢いは失速し、陽線と陰線が混じりながらも、一時的に下降となっています。
以上から、上昇傾向にある流れの中で、上影陽線がでて一時的な下降を生み出したと読み取ることができます。

売買サイン

上影陽線は、売りサインの1つです。トンカチとも呼ばれます。上昇中に上影陽線がでたら、下降の圧力が高まっている可能性を考慮する必要があります。今回の上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2程度を占めているため、下降の圧力はあるとみることができます。
ただ、全体的な流れは上昇であるため、下降はするが、一時的な反発下降かもしれないと注意して考えることも必要です。とはいえ、上影陽線は売りサインであるため、このローソク足を確認したら売り推奨の場面です。
全体的な流れの上昇についていくために買いのポジションを持つことを考えている場合は、流れが上昇に戻ったと確認ができるまで、控えた方がいいでしょう。

メンタル対策

大きな強い上昇の流れがある中で上影陽線がでたら、一時的な反発下降と考えることで、小さなチャンスでもうまく利益にすることができます。
あくまでも一時的な反発下降と考えることで、無理して大きなポジションを持つ必要性がないこともわかります。このような場合は、ポジションも大きくせず、長く保有せず、利益がでたら確定させておいてもよいでしょう。一時的な反発だと考えているのに、ポジションを長く持つなどして、大きく稼ごうと考えるのは矛盾しています。矛盾した行動には大きなしっぺ返しが待っていることもあるので、できるだけ避けましょう。
大きな流れに逆らったポジションには、リスクがあることも考慮してください。

損切り位置

相場は急変動することもあります。もしも予測した結果とは異なる結果を目にした場合は、容赦なくポジションを決済して、資金を守ることが必要です。今回のように大きな流れに逆らって売りポジションを持つときは特に要注意です。100%予測した通りになるとは限らないため、ポジションサイズを大きくせず、適切なものにしましょう。
忘れずに損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、損切り位置は上影陽線の高値近辺です。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2以上占めていれば、下降の圧力はある
  • しかし、全体的に上昇の勢いが強いと考えられる場合は、一時的な反発下降の可能性を考慮する
  • 一時的な反発下降の場合は、ポジションを大きくとらず、リスクに備えること
  • 損切り位置は、上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

上影陽線は売りサインの1つです。チャートはユーロドル、4時間足から。

チャートの値動き

チャートの先頭からみると、下降の流れがあり、一度反発して上昇し、その後また下降(赤色の矢印)となっています。
また下降(赤色の矢印)する中で、「上影陽線がでたあと、大陰線」というパターンを3回観測しています(3つの青色の箇所)。
チャート全体をみると、一度反発上昇はあったものの、大きな下降の流れ(緑の矢印)の中にあることがわかります。

売買サイン

上影陽線は売りサインの1つです。このローソク足がでたら下降の可能性を考慮しなければなりません。全体的に下降の勢いがある中での上影陽線のため、売りサインの信頼性は高いものと言えるでしょう。

上影陽線のあとの大陰線で、上昇した流れを1回で押し戻し、続く2回でさらに下降圧力をかけています。これが短い期間で続いていますので、非常に強い売り圧力があることがわかります。
ただし、もし反発上昇中での上影陽線であれば、売りサインの信頼性を疑うことも必要です。相場全体の流れが上昇・下降のどちらにあるかをみると、判断しやすくなります。

メンタル対策

大きな下降の流れがある中で上影陽線がでたら、売りポジションを持つことで大きく稼ぐチャンスがあります。同じパターンが何度も出現すれば、期待度が高まり大きなポジションを持とうとするかもしれません。
しかし、大きなポジションを持った途端、期待が外れて反対の方向に流れてしまうこともあります。わかりやすい局面であっても、ポジションサイズを大きくせず、いつもと同じように適切なサイズを守るようにしましょう。

損切り位置

相場に確実はないため、常にダマシの可能性を考慮して、必ず損切り位置を設定しておきましょう。
今回のケースを参考にするなら、上影陽線の高値近辺が損切り位置となるでしょう。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 下降の流れの時に、上影陽線がでたら売りサインの可能性がある
  • そのまま上影陽線からの大陰線というパターンが続いたら、全体的に売り圧力が強い局面にある
  • ダマシの可能性を考慮して、損切り位置は上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え