下影陽線(陽のカラカサ)

下影陽線は、実体に比べて下ヒゲが特に長いローソク足です。最低でも下ヒゲは全体の3分の2以上の長さをもっていることが重要です。上ヒゲがあっても短いものはノイズとして下影陽線に含まれます。厳密に上ヒゲがないものはカラカサといいます。

下影陽線は、価格は一度下がったものの、最終的にはそれ以上に上がったことを示すため、買い優勢の局面と捉えられます。底値圏に出現した場合は、売り圧力が弱まり買い圧力が強くなっていることを示すため、強い買いサインになります。しかし、天井圏に出現したときは首吊り線と呼ばれ、価格が下がる可能性があるため、注意が必要です。

日本語表記:下影陽線(したかげようせん)、下ヒゲ陽線(したひげようせん)、陽のカラカサ(ようのからかさ)、首吊り線(くびつりせん)、ピンバー
英語表記:hammer、umbrella、lower shadow candle、pin bar、bullish pin bar

下影陰線(陰のカラカサ)

下影陰線は、実体に比べて下ヒゲが特に長いローソク足です。最低でも下ヒゲは全体の3分の2以上の長さをもっていることが重要です。上ヒゲがあっても短いものはノイズとして下影陰線に含まれます。厳密に上ヒゲがないものはカラカサといいます。

下影陰線は、価格は一度下がったものの、最終的には最初の価格近辺まで上がったことを示すため、ひとまず買い優勢の局面と捉えられます。底値圏に出現したときは、売り圧力が弱まっていることを示すため、買いサインになります。しかし、天井圏に出現したときは首吊り線と呼ばれ、価格が下がる可能性があるため、特に注意が必要です。

日本語表記:下影陰線(したかげいんせん)、下ヒゲ陰線(したひげいんせん)、陰のカラカサ(いんのからかさ)、首吊り線(くびつりせん)、たくり線、ピンバー
英語表記:black hammer、hanging man、lower shadow black candle、pin bar、bullish pin bar

上影陽線(陽のトンカチ)

上影陽線は、実体に比べて上ヒゲが特に長いローソク足です。最低でも上ヒゲは全体の3分の2以上の長さを持っていることが重要です。下ヒゲがあっても短いものはノイズとして上影陽線に含まれます。厳密に下ヒゲがないものはトンカチといいます。

上影陽線は、価格は一度上がったものの、最終的には最初の価格近辺まで下がったことを示すため、ひとまず売り優勢の局面と捉えられます。天井圏に出現したときは、買い圧力が弱まっていることを示すため、売りサインになります。

日本語表記:上影陽線(うわかげようせん)、上ヒゲ陽線(うわひげようせん)、陽のトンカチ(ようのとんかち)、ピンバー
英語表記:inverted hammer、inverted umbrella、upper shadow candle、pin bar、bearish pin bar

上影陰線(陰のトンカチ)

上影陰線は、実体に比べて上ひげが特に長いローソク足です。最低でも上ヒゲは全体の3分の2以上の長さを持っていることが重要です。下ヒゲがあっても短いものはノイズとして上影陰線に含まれます。厳密に下ヒゲがないものはトンカチといいます。

上影陰線は、価格は一度上がったものの、最終的にはそれ以上に下がったことを示すため、売り優勢の局面と捉えられます。天井圏に出現したときは、買い圧力が弱まり売り圧力が強くなっていることを示すため、強い売りサインになります。

日本語表記:上影陰線(うわかげいんせん)、上ヒゲ陰線(うわひげいんせん)、陰のトンカチ(いんのとんかち)、ピンバー
英語表記:inverted black hammer、shooting star、upper shadow black candle、pin bar、bearish pin bar

下影陽線は買いサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、1時間足から。全体の流れとして、上昇トレンドが発生し、価格は上へと進んでいます。
下影陽線は、トレンド発生中に一度価格が大きく下降した直後に発生しました(青色の箇所)。上昇していた価格が短い期間で大きく下落しても、下影陽線がでたあとは、下影陽線の安値を割ることはなく再度上昇していきました。
以上から、上昇トレンド発生に価格が大きく下降しても、下影陽線がでたことで上昇継続の流れに戻ったと読み取ることができます。

売買サイン

下影陽線は買いサインの1つです。下ヒゲが長くあるため、一度価格は下がってものの、最終的には上昇したことを示します。今回の下影陽線は下ヒゲが実体の3~4倍はあるため、買い圧力が十分にあると捉えてよいでしょう。下影陽線は底値に出ると強いといわれますが、上昇トレンド中に大きく下降した直後に出ても同様に信頼のできるサインです。
また、上昇トレンドの中で買いポジションを持つ時には、絶好の機会です。背景にある上昇トレンドがありますが、一度発生したトレンドは簡単に反転することはありません。それまで上昇と続いてきた価格が一気に下がったとしても、時間がたてば徐々に回復することはよくあります。そういった意味合いからも、買いへの期待がかかり、下影陽線はそれを示すシグナルとして判断するとよいでしょう。

メンタル対策

下影陽線を確認したら、買いポジションにて利益を狙います。上昇トレンド発生中なら、期待値は高いです。
しかし、トレンドは永遠に続くことはありません。トレンドはいつか終わります。そう考えて、それまで価格が徐々にあがっていったのが、一気に下がったのをみて、もしかして今回がトレンドが変わるタイミングなのかもしれないと考えてしまい、躊躇してしまうことがあるかもしれません。一瞬踏みとどまって冷静に考えることは無駄ではありません。
トレンドが変わる場合には、もっと強烈で明確なサインが現れることもあります。今回はトレンドが変わるサインではなく、下影陽線という買いサインが現れましたので、その部分を冷静にとらえてみましょう。相場が変わるかもしれないという不安は感じてもよいのですが、そこに十分な納得できるサインがあるかどうか考えてみると判断がつきやすいかもしれません。
トレンドが強い勢いを持っているときには、最終的には買い圧力が勝ちますから、下影陽線の次のローソク足の動向を探る余裕をもつことを心がけてください。

損切り位置

相場には確実・絶対という言葉はありません。あくまでも可能性・期待値が高い・低いという展開が予測できるだけです。より多くの買い・売りサインを目にすることができたらその方向に強い自信がつきますが、常に客観的に分析するようにしてください。そうすることで、急転直下すべてが変わってしまうよな、最悪の事態に対応することができます。
必ず、ポジションを持つときは、損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、下影陽線の安値近辺です。

ポイント

  • 上昇トレンド発生中、短い期間で大きく下降しても、その後上昇する可能性が高い
  • そこに下影陽線を確認したら、エントリーのタイミングになる
  • 背景にある上昇トレンドの強弱を意識して全体を見ると、理解しやすい
  • 損切り位置は、下影陽線の安値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 メンタル対策の一部文言を修正
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

底値圏の下影陰線は買いサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、4時間足から。広範囲のチャートはこちら
全体の流れとして、価格は下降に進み、底値を試す展開が続いた後、上昇に転じていることがわかります。
下影陽線は、底値を試すタイミングで出現しました(青色の箇所)。下影陽線の直前までは下降の流れにありましたが、下影陽線の出現後、流れは変わり上昇へと転じています。上昇に転じる途中、乱高下している場面もありますが、下影陽線の安値を割ることはありませんでした。
以上から、最初に流れは下降にありましたが、底値で下影陽線が出たことで流れが変わり、上昇に転じた、と読み取ることができます。

売買サイン

底値圏の下影陽線は買いサインの1つです。下影陽線が底値で確認できた場合は、相場の流れが変わり、その後上昇する可能性が高くなります。今回の下影陽線は実体がとても小さく、下ヒゲがとても長いため、特に強い買いのサインであったと捉えていいでしょう。
相場の流れが変わる前には、元の流れに戻る力もあるため、一時的に反発することがあります。今回も下影陽線のあと上昇しましたが、すぐに下降している場面もあります。ただし、結果的に買い勢力が勝って上昇したため、一時的な反発であったといえます。一般的に底値には強いサポートラインができますので(赤色の線)、一時的な反発があっても、買い勢力が最終的には勝ち、流れが上昇に転じることはよくあります。
下影陽線は、適切なタイミングで出現すれば信頼度は高いものです。下影陽線を確認するときは、現在底値かどうかを最初に判断しておくとよいでしょう。

メンタル対策

下影陽線を底値で観測することができたら、その後、大きな流れに乗って大きな利益を出せる可能性があります。
とはいえ、その後すぐに下降してきたら、自信をなくしてすぐにポジションを決済してしまうかもしれません。そうすると、その後やってくる大きな流れに乗れず、微々たる利益で終えてしまうこともあります。場合によってはマイナスになって不安になり見切り売りして損失額を確定してしまうこともあるでしょう。
相場の流れが変わるタイミングでは、買いと売りの攻防が繰り広げられるため、相当の時間が必要になることもあります。4時間足のチャートで見ている場合は、底値で下影陽線を観測したら、安値を割ることがない限り、その後の流れを落ち着いてみるということも必要でしょう。

損切り位置

相場に絶対はありませんので、下影陽線の後、100%上昇するとは限りません。相場が当初予測した方向性とは逆方向に進んだ場合は、容赦なくポジションを決済して、資金を守ることが必要です。
ポジションサイズを調整して余裕のある損切り位置も予め決めておけば、乱高下にも心が揺さぶられることはありません。今回のケースを参考にすれば、損切り位置は下影陽線の安値近辺になるでしょう。

ポイント

  • 下影陽線が底値近辺で出たら、その後、上昇する可能性が高い
  • 大きなポジションを持つと、途中の乱高下で精神的に耐えられないかもしれない
  • たとえ大きなチャンスであっても、無理のないポジションサイズを持つことが大事
  • 4時間足で下影陽線を観測できたら、安値を割ることがない限り、継続して様子をみてもよい
  • 損切り位置の目安は、下影陽線の安値になる

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え