下影陽線は買いサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、1時間足から。全体の流れとして、上昇トレンドが発生し、価格は上へと進んでいます。
下影陽線は、トレンド発生中に一度価格が大きく下降した直後に発生しました(青色の箇所)。上昇していた価格が短い期間で大きく下落しても、下影陽線がでたあとは、下影陽線の安値を割ることはなく再度上昇していきました。
以上から、上昇トレンド発生に価格が大きく下降しても、下影陽線がでたことで上昇継続の流れに戻ったと読み取ることができます。

売買サイン

下影陽線は買いサインの1つです。下ヒゲが長くあるため、一度価格は下がってものの、最終的には上昇したことを示します。今回の下影陽線は下ヒゲが実体の3~4倍はあるため、買い圧力が十分にあると捉えてよいでしょう。下影陽線は底値に出ると強いといわれますが、上昇トレンド中に大きく下降した直後に出ても同様に信頼のできるサインです。
また、上昇トレンドの中で買いポジションを持つ時には、絶好の機会です。背景にある上昇トレンドがありますが、一度発生したトレンドは簡単に反転することはありません。それまで上昇と続いてきた価格が一気に下がったとしても、時間がたてば徐々に回復することはよくあります。そういった意味合いからも、買いへの期待がかかり、下影陽線はそれを示すシグナルとして判断するとよいでしょう。

メンタル対策

下影陽線を確認したら、買いポジションにて利益を狙います。上昇トレンド発生中なら、期待値は高いです。
しかし、トレンドは永遠に続くことはありません。トレンドはいつか終わります。そう考えて、それまで価格が徐々にあがっていったのが、一気に下がったのをみて、もしかして今回がトレンドが変わるタイミングなのかもしれないと考えてしまい、躊躇してしまうことがあるかもしれません。一瞬踏みとどまって冷静に考えることは無駄ではありません。
トレンドが変わる場合には、もっと強烈で明確なサインが現れることもあります。今回はトレンドが変わるサインではなく、下影陽線という買いサインが現れましたので、その部分を冷静にとらえてみましょう。相場が変わるかもしれないという不安は感じてもよいのですが、そこに十分な納得できるサインがあるかどうか考えてみると判断がつきやすいかもしれません。
トレンドが強い勢いを持っているときには、最終的には買い圧力が勝ちますから、下影陽線の次のローソク足の動向を探る余裕をもつことを心がけてください。

損切り位置

相場には確実・絶対という言葉はありません。あくまでも可能性・期待値が高い・低いという展開が予測できるだけです。より多くの買い・売りサインを目にすることができたらその方向に強い自信がつきますが、常に客観的に分析するようにしてください。そうすることで、急転直下すべてが変わってしまうよな、最悪の事態に対応することができます。
必ず、ポジションを持つときは、損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、下影陽線の安値近辺です。

ポイント

  • 上昇トレンド発生中、短い期間で大きく下降しても、その後上昇する可能性が高い
  • そこに下影陽線を確認したら、エントリーのタイミングになる
  • 背景にある上昇トレンドの強弱を意識して全体を見ると、理解しやすい
  • 損切り位置は、下影陽線の安値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 メンタル対策の一部文言を修正
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

上影陽線は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、4時間足から。チャートを見ると、価格は上昇・下降しながらも、全体としては上昇方向(緑の矢印)に進んでいます。
上影陽線は、一時的に反発下降(赤の矢印)する直前に出現しました(青色の箇所)。上影陽線が出る前は陽線が続き価格は上昇する勢いが見て取れますが、上影陽線が出た後は、勢いは失速し、陽線と陰線が混じりながらも、一時的に下降となっています。
以上から、上昇傾向にある流れの中で、上影陽線がでて一時的な下降を生み出したと読み取ることができます。

売買サイン

上影陽線は、売りサインの1つです。トンカチとも呼ばれます。上昇中に上影陽線がでたら、下降の圧力が高まっている可能性を考慮する必要があります。今回の上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2程度を占めているため、下降の圧力はあるとみることができます。
ただ、全体的な流れは上昇であるため、下降はするが、一時的な反発下降かもしれないと注意して考えることも必要です。とはいえ、上影陽線は売りサインであるため、このローソク足を確認したら売り推奨の場面です。
全体的な流れの上昇についていくために買いのポジションを持つことを考えている場合は、流れが上昇に戻ったと確認ができるまで、控えた方がいいでしょう。

メンタル対策

大きな強い上昇の流れがある中で上影陽線がでたら、一時的な反発下降と考えることで、小さなチャンスでもうまく利益にすることができます。
あくまでも一時的な反発下降と考えることで、無理して大きなポジションを持つ必要性がないこともわかります。このような場合は、ポジションも大きくせず、長く保有せず、利益がでたら確定させておいてもよいでしょう。一時的な反発だと考えているのに、ポジションを長く持つなどして、大きく稼ごうと考えるのは矛盾しています。矛盾した行動には大きなしっぺ返しが待っていることもあるので、できるだけ避けましょう。
大きな流れに逆らったポジションには、リスクがあることも考慮してください。

損切り位置

相場は急変動することもあります。もしも予測した結果とは異なる結果を目にした場合は、容赦なくポジションを決済して、資金を守ることが必要です。今回のように大きな流れに逆らって売りポジションを持つときは特に要注意です。100%予測した通りになるとは限らないため、ポジションサイズを大きくせず、適切なものにしましょう。
忘れずに損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、損切り位置は上影陽線の高値近辺です。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2以上占めていれば、下降の圧力はある
  • しかし、全体的に上昇の勢いが強いと考えられる場合は、一時的な反発下降の可能性を考慮する
  • 一時的な反発下降の場合は、ポジションを大きくとらず、リスクに備えること
  • 損切り位置は、上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

上値を試す下影陰線は買いサインです。

チャートの値動き

チャートはドル円、4時間足。
全体的に大きな上昇の流れがあり、レジスタンスライン(赤色の線)を超えるか試す展開が続いた後、ブレイクアウトしてさらに上昇継続となっているのがわかります。
下影陰線は、レジスタンスラインをブレイクアウトするかどうか試す展開の中で登場しました(青色の箇所)。下影陰線の直前までは上値を試して一度超えることができず、反発下降しています。しかしすぐに買い圧力がかかり、もう一度上値を試すところで下影陰線が出現しています。下影陰線が出現した後、レジスタンスラインをブレイクアウトして、一気に上昇しています。
以上から、最初に上昇の流れがありましたが、上値の抵抗にあい失速、しかし下影陰線がでたことで勢いが強くなり、上昇継続となったと読み取ることができます。

売買サイン

下影陰線は買いサインの1つです。下影陰線を底値で観測することができれば、その後、相場の流れが反転する可能性があります。今回の下影陰線の実体は小さく、下ヒゲは実体の6~7倍はありますので、強い買いサインと捉えることができます。底値で出たわけではありませんが、もともと大きな流れが上昇で、レジスタンスラインを超えるかどうかを試している展開でした。そのため、
(1)大きな流れが上昇で、
(2)何度も上値を試そうとしていた、
(3)そこで強い下影陰線がでた
この3点から、やはり上昇継続する余地の方が大きいだろうと考えることができます。
底値で下影陰線を観測することができればさらに信頼度は高まりますが、底値かどうかは絶対条件ではありません。全体的な流れが上昇で、強い買いサインが登場したと考えれば、買い優勢だろうという判断につなげることができます。

メンタル対策

レジスタンスラインを超えると、それまでの買いと売りの均衡が崩れて、買い圧力が一気に増大し、短い時間で瞬発上昇する場面は多くあります。何度も上値を試す展開が続いていればいるほどその傾向があるため、レジスタンスラインを超える場面は、大きく稼げる場面になります。
しかし、レジスタンスラインでもみ合っていると、もしかしたら上値を超えないかもしれないと不安になることもあります。直前まで強い上昇の流れにあるのですが、上昇であったからこそ、そろそろ下がるかもしれないという不安が芽生えてくるかもしれません。同じことを考えているトレーダーも少なくないため、レジスタンスライン近辺では買いと売りの攻防が続きます。
熱くなりそうなときこそ落ち着いて、ローソク足の買いサイン・売りサインに着目してください。大きな流れが上昇であり、下影陰線は買いサインの1つです。買い優勢の場面で売り優勢になるには、相当の売り圧力が必要になります。下影陰線の形状をみて、下ヒゲが実体と比べて相当に大きいときは、基本的には買い圧力がやはり優勢であると考えてください。

損切り位置

買い優勢と判断しても、万が一に備えた対策をしなくていいわけではありません。買いサインの可能性がどんなに高くても、次の瞬間反発して大きく下げたり、徐々に売り圧力が回復していくことも十分に考られます。そのため、無理して大きなポジションを持たないなど、余裕を持ったポジションサイズの調整が必要です。
エントリーと同時に損切り位置も必ず設定しましょう。今回のケースを参考にするなら、下影陰線の安値が損切り位置になるでしょう。

ポイント

  • 大きな流れが上昇にあり、上値を何度も試しているとき、強い下影陰線がでたら、その後も上昇継続の可能性がある
  • 下影陰線が底値にでているかどうかは絶対条件ではない
  • レジスタンスラインを超えてきたら、その後一気に上昇する可能性がある
  • たとえ買いサインの可能性がどんなに高くても、万が一を考慮したポジションサイズに調整すること
  • 損切り位置は下影陰線の安値で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え