天井圏に陰のコマ+上影陰線が出現した場合は、値動きの方向が転換するサインと捉えることができます。

チャートの値動き

チャートはポンドドルの4時間足。
全体の流れとして、価格は上昇方向に進み、天井圏にぶつかってそのまま反転し、下降に転じているのがわかります。
陰のコマ+上影陰線は、天井圏にて確認することができました(青色の箇所)。陰のコマ+上影陰線が確認できるまでは、価格は強い上昇を形成しており、連続した陽線の出現が目立っています。陰のコマ+上影陰線を確認した後は、価格はそれまでの上昇の流れ以上の力で下降の流れを形成し、大陰線にて急激な価格の下降を見せています。
以上から、最初に流れは上昇にありましたが、天井圏で上影陰線がでたことで流れが変わり、下降に転じていると読み取ることができます。

売買サイン

陰のコマは価格の迷いを表すサインです。今回はやや十字線にも見えるローソク足になっています(十字線は天井圏で確認できたら売りサインになります)。陰のコマだけでは迷いのため、そのままの流れを継承して上昇方向に進むことも考えられましたが、その次に上影陰線が登場しており、下降方向への転換を暗示しています。

天井圏で下影陰線が登場したら、売りサインとなります。今回の下影陰線は実体とヒゲが「1:2」の割合に近く、ヒゲが全体の3分の2は占めているので、売り圧力は強くなっていると捉えることができます。また、直前の陰のコマからの下影陰線という流れを見ることで、一旦値動きは迷いに入ったが、相場は下降方向へ準備を始めたと読むことができます。

それまでは上昇方向への圧力が強く、買い優勢が続いていましたので、上影陰線がでたと言えども実はダマシで、次のローソク足で上昇継続となることもあります。ただ、陰のコマ+上影陰線というローソク足をセットで捉え、この後は売り圧力が増大し売り優勢へと転ずる転換点の可能性を考慮することもできます。それまで連続した陽線がでていますが、だんだんと陽線の大きさも小さくなっていることを見ると、天井圏に差し掛かり売り優勢となる可能性も少なくないとも読み取れます。こういった動きを見ることで、それまで買いポジションを持っていた場合は、一部を決済するなどして相場の転換に備えるリスク回避の行動もとることができます。リアルタイムでチャートを見ている場合は、ローソク足の形成過程、いわゆるプライスアクションを見て、今後の売り圧力がどのくらい信用できるかみるのもいいでしょう。

まだ確信が持てない場合でも、流れが変わる可能性が少なくないのであれば、ローソク足を参考に損切り位置を設定して、売りポジションを持ったトレードもよいのではないでしょうか。

損切り位置

上影陰線がでてからは、高値をこえることはありませんでした。今回のケースを参考にすれば、上影陰線の高値近辺に損切り位置を設定するとよいことがわかります。

ポイント

  • 複数のローソク足をセットで捉えて動きを読むと、より正確に流れを読むことができるときもある
  • 天井圏で出現する陰のコマ+影陰線は、相場が反転する可能性を暗示している
  • 全体が上昇方向に流れていても、直前までの連続した陽線がだんだんと小さくなっている場合は、天井圏に差し掛かり売り圧力が増大している兆候と捉えることができる
  • 買い優勢の局面が続いても、いつかは相場は反転するため、そのきっかけをうまく掴むと、利益を拡大することに貢献できる
  • 天井圏に差し掛かり、根拠となるローソク足が出現した場合は、次の方向へ備えたポジション整理をするきっかけになる
  • 損切り位置は上影陰線の高値近辺になる

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

上影陰線・陰の大引け坊主は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、1分足。
最初はややレンジ状態が続き、連続した陽線がでて上昇したところで上影陰線が出現しました(1番目の青色の箇所)。その後連続した陰線に変わり、陰の大引け坊主が出現しました(2番目の青色の箇所)。
上影陰線の直前まではレンジからやや上昇に向かっていましたが、上影陰線の後は下降方向に向かっています。下降方向に向かっている過程の中で陰の大引け坊主が出現し、さらに下降方向へ価格は動いています。

売買サイン

天井圏の上影陰線は売りサインです。上影陰線を形成する前に価格がやや上昇過程にあります。直前のレンジ状態からみると、天井圏に近いともいえるでしょう。もっとも、さらに確認するならばより広範囲の時間でチャートを見ることも必要になりますが、今回は1分足のチャートですので、直前の値動きの範囲から一旦は天井圏と判断してもよいでしょう。さらに根拠を深めるには、より大きな時間足で全体の方向性やトレンドの確認を行ってください。

陰の大引け坊主は売りサインになります。今回は天井圏に近い位置での出現になりますが、その前にでていた上影陰線とあわせて考えると、より売り圧力が強まっていると判断できます。上影陰線だけでは一旦下降に転じると予測はできますが、直前のレンジ範囲の下値付近でとまってしまう可能性もありますが、陰の大引け坊主が出現したことで、売り勢力が優勢になっている局面と考えて、直前のレンジ範囲の下値を割って下降方向へ進む可能性が強いことを考慮できます。

以上の2つのローソク足をなぞることで、下降方向への圧力が強く、少なくともレンジ範囲の下値で保有ポジションの一部を決済するなどの対策を検討することができます。なお、今回は短い時間足のチャートで見ていますので、トレードスタイルはスキャルピングが適切です。短い時間足では局面がすぐに変わる場合もあります。1分足から根拠を探してポジションを持つときは、数秒から数分程度保有するようにしてください。

損切り位置

今回のケースを参考にすれば、上影陰線の高値近辺に損切り位置を設定するのがよいでしょう。また、陰の大引け坊主が出現した後は、陰の大引け坊主の高値近辺に逆指を設定することで、一部の利益を確保できます。

ポイント

  • 天井圏付近の上影陰線は売りサインとなる
  • 上影陰線の後に陰の大引け坊主が出現したら、売り圧力が強まっていると考える
  • 短い時間足を根拠にトレードするときは、保有ポジションを長時間に渡り持たない方がよい
  • 損切り位置を設定するのは当然だが、利益が残る範囲で逆指を設定するとよい

チャートの画像

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上影陽線は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、1分足。
価格はレンジ状態を作りながら進み、やや上昇し、その後大きく下降しています。
上影陽線は、大きく下降する前にやや上昇したところで出現しました(青色の箇所)。上影陽線が出現する前はレンジ相場からやや上昇方向に流れていく素振りをみせていますが、上影陽線が出現してからは、下降方向に進んでいます(赤色の矢印)。

売買サイン

上影陽線は、天井圏で出現すると売りのサインになります。今回の上影陽線の実態は小さく、上ヒゲも十分にのびています。実体の長さと比べて5倍も6倍も上ヒゲが長い時は、売りのサインは特に強くなります。
1分足では流れがはやいため、瞬時の判断が必要になります。スキャルピングなどで少しでも利幅を得ようと考えた場合は、今回のようなローソク足を注視した動きの読みが役に立ちます。ローソク足のサインを読み取ることで、利益になりやすい状況を予測でき、ポジションを持つことも可能になります。ローソク足のサインを見る方法は、順張り・逆張りどちらにも適用できます。
チャートでは上影陽線の直前にやや上昇していく素振りもありますが、その後すぐに下降するというダマシのような動きがみられます。この時、ローソク足が上昇方向に流れているからという理由だけで買いポジションをもっていたら、結果損失を出してしまっていたかもしれません。流れについていくことは大事ですが、それだけでは短い時間足のチャートを見て戦うには不十分です。十分な根拠となるローソク足が出るまで待つという行動が命運を分けることもあるでしょう。

損切り位置

短い時間足といえども、もちろん損切り位置の設定は必要です。スキャルピングの場合でも、エントリーと同時に損切り位置を設定できるようにしておきましょう。
今回のケースを参考にすれば、損切り位置は上影陽線の高値近辺となるでしょう。

ポイント

  • 実体の長さと比べて5倍も6倍も上ヒゲが長い時は、売りのサインは特に強くなる
  • スキャルピングで使用するときは、根拠となるローソク足が出現するまで待つ、という行動も必要

チャートの画像

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大陰線の後は、下降が続きます。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、1時間足から。
小陽線・小陰線を出しながら価格はやや上昇したところで、大陰線を出して一気に下降しました(1番目の青色の箇所)。その後、連続した小陽線、陰線などが現れて価格が落ち着いた矢先、もう一度大陰線を出して一気に下降しました(2番目の青色の箇所)。
全体的に小陽線と小陰線を出しながらやや上昇したところで、大陰線がでて一気に下げるという流れを確認できます。

売買サイン

大陰線は天井圏で出現すると大きな下降のサインとなります。大陰線のサイズは決まっていませんが、直前まででているローソク足と比べて、長さが特に大きいものが当てはまります。
天井圏の大陰線は大きなシグナルになりますが、天井圏ではなくても、大陰線後は売り圧力がしばらくは続くこともよくあります。今回の売買サインは、「大陰線を確認することができたら、その後下降になる傾向がある」ということがわかる例です。大陰線がでたら、次の数個程度のローソク足はしばらく売り圧力が継続する傾向が読み取れます。
必ずしもそうなるとは限らず、これだけで強い信頼が得られるサインではないものの、大陰線は売り圧力が非常に強いということを知ることができるローソク足であることは間違いありません。実際トレードに使用するには、全体の流れが下降トレンドにあるかどうかをチェックするとよいでしょう。下降トレンド、天井圏、大陰線と揃えば、非常に大きな売り優勢であり、その際の大陰線は大きなシグナルとして意味を持ちます。

損切り位置

今回のケースを参考にすれば、損切り位置は大陰線の高値近辺になります。

ポイント

  • 大陰線がでたらしばらくは売り圧力が続いて価格が下がる、というのはパターンとして読み取れる
  • ただし、大陰線だけで売買サインを判断することは信頼性に欠ける場面もある
  • そのため、下降トレンド、天井圏などをよく注意して、どこで大陰線がでたかを見るとよい
  • 損切り位置は大陰線の高値近辺となる

チャートの画像

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大陰線は強い売りサインです。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、1時間足。価格は上下にゆられながら進んでいます。
大陰線は、価格が上昇しきった直後、あるいは、上昇して価格が一服するように落ち着いたときに出現しました(2つの青色の箇所)。いずれも大陰線が出た直後に、さらに大きく下降方向になだれ込んでいます。
価格は上下にゆられながら進んでいますが、上昇する際は徐々に切りあがっていき、下降する際は大陰線がでてさらに下降方向へ大きく向かっていることがわかります。

売買サイン

大陰線は、強い売りのサインです。どのくらいのサイズかは人によって判断が異なりますが、直近の中で、それまででていたローソク足と比べてサイズが大きく、チャートの中で特に目立つものが大陰線として当てはまります。今回は、直前のローソク足と比べてサイズが大きく目立つため、大陰線といっていいでしょう。場合によっては陰の丸坊主・陰の寄付き坊主や陰の寄付き坊主に当てはめることもできますが、今回はまとめて大陰線として取り上げます。
大陰線が出現するときは、相場の流れが大きく変わるときです。トレンド相場あるいはレンジ相場において、突然相場が逆方向あるいは一方方向に動き出し、大陰線を形成したとき、その後の流れも継続して下降する傾向はよくあります。価格が上昇し天井圏に入ったとき出現すれば、その可能性は高くなるでしょう。今回のチャートを見ると、その動きが見事に表現されているようです。
もしかしたら、天井圏で下降になるサインとして、上影陰線・トウバ、あるいは十字線・足長同事線といった「長い上ヒゲつきの陰線」を待っている時もあるかもしれません。しかし、それらは明示的には出現しないこともあります。これらのローソク足は、最終的に売り勢力が買い勢力を抑え込んでいることを示すため、その後のローソク足は下降方向へと向かうサインとして、よりはやく下降へのシグナルを見つけることができるローソク足です。しかし、そのサインを見つけることができなかったときは、既に下降方向へと流れていった後の大陰線を売りのサインとして使用するとよいでしょう。
大陰線は強い売り圧力がかかり、売り優勢の局面を作る大きなサインです。その後も売りの圧力は継続することも多くあります。

メンタル対策

大陰線がでたからといっても、それは一時的な下降で、すぐに大きく反発することもあるかもしれません。相場に100%はないことから、その可能性も捨てられません。
目当てとしているローソク足は、チャートの時間足によっては明示的に表れないこともあります。その場合はチャートの時間軸を変えてみると、他により明確なシグナルを見つけることができるかもしれません。より大きな時間軸から小さな時間軸までみることで、現在の状況をより的確に捉えることができるでしょう。ここで重要なことは、大きな時間軸の中に小さな時間軸が含まれるため、大きな時間軸を優先させたほうがリスクが少ないということです。1分足や5分足で逆張りトレードをしているときでさえも、より大きな時間軸のチャートを意識することは勝率向上に寄与します。
大きな時間軸で方向性を確認し、複数の時間軸で幾つかのサインを見つけることができたら、トレードの根拠が濃くなり、自信が深まるでしょう。

損切り位置

たとえすべての時間軸で確実ともいえるサインを見つけたとしても、必ず損切り位置は設定してください。今回のケースを参考にすれば、損切り位置は大陰線の高値になります。ただし、大きな時間足程価格幅が大きく表示されるため、その場合は損切り位置が遠すぎるかもしれません。このような場合は、大陰線の70%程度を目安に損切り位置を設定してください。目安以上になると、そのまま高値を突き抜けていってしまうこともあるためです。

ポイント

  • 大陰線は強い売りのサインで、その後も流れは下降になることがある
  • 「長い上ヒゲつきの陰線」が明示的にチャートに現れない時もある
  • 複数の時間軸でチャートを見て、複数のサインを確認すると勝率向上に寄与する
  • 損切り位置の幅が遠すぎる場合は、70%程度を目安に設定するという方法もある

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

陽線

陰線

小陽線(陽のコマ・陽の極線)

小陰線(陰のコマ・陰の極線)

大陽線

大陰線

陽の丸坊主

陰の丸坊主

陽の大引け坊主

陰の寄付き坊主

陽の寄付き坊主

陰の大引け坊主

下影陽線(陽のカラカサ)

下影陰線(陰のカラカサ)

上影陽線(陽のトンカチ)

上影陰線(陰のトンカチ)

トンボ

上十字

トウバ

下十字

十字線(同事線)

足長同事線

一本線

足長同事線は、継続にも反転にもなります。

チャートの値動き

チャートはユーロドルの1時間足。全体としては急激ではないものの緩やかな上昇トレンドといえる値動きです。
上昇途中、足長同事線が出現しました(1番目の青色の箇所)。その後、価格はさらに上昇しました。次に天井圏で足長同事線が出現しました(2番目の青色の箇所)。その後、価格は下降しました。
このことから、価格は大きく上下に振られながら進む中で、足長同事線で上昇し、また、足長同事線で下降にもなったことがわかります。

売買サイン

足長同事線は、流れが「継続」するか「反転」するかの重要なポイントになります。足長同事線が出現した場合は、流れが変わる可能性があります。今回の2つの足長同事線は、どちらも十分に上下のヒゲが長いため、買いと売りの攻防が十分にあったことが伺えます。
天井圏では「反転」するサインとなるのでわかりやすいものの、”天井圏に近い”場合はどのように判断すればよいか迷うこともあるかもしれません。これは、1本のラインをひくだけで解決します。
チャートには、直近の高値に1本のラインを引いてあります(赤色のライン)。これはレジスタンスラインです。足長同事線がこのレジスタンスラインの上か下かで、「継続」か「反転」かを判断します。足長同事線がレジスタンスラインの下にある場合は「継続」、足長同事線がレジスタンスラインの上にある場合は「反転」です。1本のレジスタンスラインをひくことで、天井圏かどうかがわかりやすくなり、足長同事線のサインも判別できます。
また、違った角度からも検証してみましょう。1番目の足長同事線と2番目の足長同事線の「ヒゲ」を見比べてください。1番目の足長同事線は上下のヒゲの長さがやや同じに見えますが、2番目の足長同事線は上ヒゲが下ヒゲより長くなっているのがわかるでしょうか。つまり、天井圏の足長同事線は、上値が重く売り圧力がかかるため、上下のヒゲの長さにはっきり違いがでたということです。天井圏で常にこのような上下のヒゲの差異が出るとは限りませんが、より売り圧力がかかるため、そのような傾向があるのは確かです。
足長同事線がでた場合に判断が迷う場合は、直前の高値はどこにあるか意識しながら見ていくとよいでしょう。

損切り位置

今回のケースを参考すると、足長同事線の安値または高値近辺になります。

ポイント

  • 足長同事線は天井圏では売りサインとなる
  • しかし天井圏ではない場合、相場の流れが「継続」することもある
  • 1本のレジスタンスラインをひくことで簡単に見分けられる
  • ヒゲの長さを見比べて信頼度を高めることもできる
  • 損切り位置は安値または高値の近辺になる

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

上影陽線は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、4時間足から。チャートを見ると、価格は上昇・下降しながらも、全体としては上昇方向(緑の矢印)に進んでいます。
上影陽線は、一時的に反発下降(赤の矢印)する直前に出現しました(青色の箇所)。上影陽線が出る前は陽線が続き価格は上昇する勢いが見て取れますが、上影陽線が出た後は、勢いは失速し、陽線と陰線が混じりながらも、一時的に下降となっています。
以上から、上昇傾向にある流れの中で、上影陽線がでて一時的な下降を生み出したと読み取ることができます。

売買サイン

上影陽線は、売りサインの1つです。トンカチとも呼ばれます。上昇中に上影陽線がでたら、下降の圧力が高まっている可能性を考慮する必要があります。今回の上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2程度を占めているため、下降の圧力はあるとみることができます。
ただ、全体的な流れは上昇であるため、下降はするが、一時的な反発下降かもしれないと注意して考えることも必要です。とはいえ、上影陽線は売りサインであるため、このローソク足を確認したら売り推奨の場面です。
全体的な流れの上昇についていくために買いのポジションを持つことを考えている場合は、流れが上昇に戻ったと確認ができるまで、控えた方がいいでしょう。

メンタル対策

大きな強い上昇の流れがある中で上影陽線がでたら、一時的な反発下降と考えることで、小さなチャンスでもうまく利益にすることができます。
あくまでも一時的な反発下降と考えることで、無理して大きなポジションを持つ必要性がないこともわかります。このような場合は、ポジションも大きくせず、長く保有せず、利益がでたら確定させておいてもよいでしょう。一時的な反発だと考えているのに、ポジションを長く持つなどして、大きく稼ごうと考えるのは矛盾しています。矛盾した行動には大きなしっぺ返しが待っていることもあるので、できるだけ避けましょう。
大きな流れに逆らったポジションには、リスクがあることも考慮してください。

損切り位置

相場は急変動することもあります。もしも予測した結果とは異なる結果を目にした場合は、容赦なくポジションを決済して、資金を守ることが必要です。今回のように大きな流れに逆らって売りポジションを持つときは特に要注意です。100%予測した通りになるとは限らないため、ポジションサイズを大きくせず、適切なものにしましょう。
忘れずに損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、損切り位置は上影陽線の高値近辺です。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2以上占めていれば、下降の圧力はある
  • しかし、全体的に上昇の勢いが強いと考えられる場合は、一時的な反発下降の可能性を考慮する
  • 一時的な反発下降の場合は、ポジションを大きくとらず、リスクに備えること
  • 損切り位置は、上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

上影陽線は売りサインの1つです。チャートはユーロドル、4時間足から。

チャートの値動き

チャートの先頭からみると、下降の流れがあり、一度反発して上昇し、その後また下降(赤色の矢印)となっています。
また下降(赤色の矢印)する中で、「上影陽線がでたあと、大陰線」というパターンを3回観測しています(3つの青色の箇所)。
チャート全体をみると、一度反発上昇はあったものの、大きな下降の流れ(緑の矢印)の中にあることがわかります。

売買サイン

上影陽線は売りサインの1つです。このローソク足がでたら下降の可能性を考慮しなければなりません。全体的に下降の勢いがある中での上影陽線のため、売りサインの信頼性は高いものと言えるでしょう。

上影陽線のあとの大陰線で、上昇した流れを1回で押し戻し、続く2回でさらに下降圧力をかけています。これが短い期間で続いていますので、非常に強い売り圧力があることがわかります。
ただし、もし反発上昇中での上影陽線であれば、売りサインの信頼性を疑うことも必要です。相場全体の流れが上昇・下降のどちらにあるかをみると、判断しやすくなります。

メンタル対策

大きな下降の流れがある中で上影陽線がでたら、売りポジションを持つことで大きく稼ぐチャンスがあります。同じパターンが何度も出現すれば、期待度が高まり大きなポジションを持とうとするかもしれません。
しかし、大きなポジションを持った途端、期待が外れて反対の方向に流れてしまうこともあります。わかりやすい局面であっても、ポジションサイズを大きくせず、いつもと同じように適切なサイズを守るようにしましょう。

損切り位置

相場に確実はないため、常にダマシの可能性を考慮して、必ず損切り位置を設定しておきましょう。
今回のケースを参考にするなら、上影陽線の高値近辺が損切り位置となるでしょう。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 下降の流れの時に、上影陽線がでたら売りサインの可能性がある
  • そのまま上影陽線からの大陰線というパターンが続いたら、全体的に売り圧力が強い局面にある
  • ダマシの可能性を考慮して、損切り位置は上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

足長同事線は相場の転換点のサインです。

チャートの値動き

チャートはユーロドルの4時間足。
全体の流れとして、下降の流れから底値で反発上昇し、その後また下降の流れに戻っているのがわかります。
下降の流れにあるとき、底値で下影陽線(下影陰線にも見えますが、拡大するとやや上昇しているため、ここでは下影陽線と記述します)が出現しています(1番目の青色の箇所)。下影陽線がでてから、流れは反発して上昇になりました。上昇中の流れにあるとき、足長同事線が出現しています(2番目の青色の箇所)。足長同事線がでてから、反発上昇が終わり、もとの下降の流れに戻りました。
以上から、最初に流れは下降にありましたが、底値の下影陽線、上昇中の足長同事線のタイミングで流れが変わり、下降~上昇~さらに下降となったと読み取ることができます。

売買サイン

足長同事線は、相場の転換点として注意されるものです。同事線(同時線)ともいいます。足長同事線が確認できた場合は、直前までの相場の流れが変わる可能性があります。今回の足長同事線は上昇の流れで登場したため、この後に下降する可能性を示した売りサインとなります。
足長同事線が出る前に、底値で下影陽線がでていますが、これは買いサインの1つです。買いサインの下影陽線がでて上昇し、売りサインの足長同事線がでて下降したと考えれば、非常にわかりやすい展開であったといえます。下影陽線をきっかけに上昇に転じて、そのまま上昇継続となる可能性もないことはありませんが、足長同事線がでた場合は一度買い圧力が一旦は落ち着いたとみるべきです。
このような場合に限りませんが、より大きな視点で相場の勢いがどちらにあるかをみておくと、より判断しやすいです。最初から強い下降の勢いがあるため、最終的には下降に戻る余地があります。そのタイミングを知る為に、足長同事線を待つのは有効な対策です。

メンタル対策

足長同事線に注意することで、相場の転換点を判断することができます。足長同事線は直前の流れが変わるタイミングで出ることはよくあります。転換点を確認できれば、大きく稼ぐチャンスが生まれます。
今回のチャートでは、底値の下影陽線、反発上昇してからの足長同事線、の2つでエントリータイミングが生まれます。最初の下影陽線で買いのポジションを持つことができたら、次は、売りサインが出るのを待つことです。足長同事線がでたら相場の流れが変わる可能性を示唆しているので、一旦ポジションを利確しておいた方がよいでしょう。
もし、足長同事線だけでは本当に相場の流れが変わったか判断ができない場合、大きな大陰線が登場するまで待ってもいいでしょう。大陽線または大陰線がでるときは、流れが変わるときでもあるからです。全体的に下降の流れであるならば、下降になったと十分に判断できてからエントリーしても遅くはありません。

損切り位置

今回の足長同事線のケースを参考にすれば、損切り位置は足長同事線の高値から若干余裕を持たせた方がよいとなるでしょう。足長同事線の次にでた陰線の高値が、足長同事線の高値を超えているからです。最終的に終値は足長同事線の終値より下回っていますので、今回の足長同事線は売りサインとする判断は正しいのですが、足長同事線の次のローソク足で価格の変動が大きかったため、終値が確定する前にポジションがきられてしまいます。
それでも、やはり足長同事線の高値近辺に損切り位置を設定しておいて、きられるときは、きられてしまった方がいいでしょう。損切りは利益を伸ばすためにあるのではなく、資金を守るためにあるものです。絶対に損切りを発生させたくないと言って、損切り位置の幅をあまりにもとりすぎると、その他の場面で損切りに対する考えに影響を与えてしまうことがあるかもしれません。ある一定のルールを守ることは大切です。一度決めた損切り位置は絶対に動かしてはいけません。
エントリー後に、価格変動が大きすぎてポジションがきられてしまったら、当初の予測は外れたことを素直に認めましょう。もう一度ローソク足を見て、まだ売りサインが有効であると考えることができるなら、改めてエントリーし直すといった方が、最終的には資金を守ることもでき、健全です。

ポイント

  • 足長同事線は相場の転換線として注意される
  • 足長同事線だけで判断できない場合は、大陽線または大陰線の登場を待つ
  • 損切りは利益を伸ばすためにあるのではなく、資金を守るためにある
  • エントリーしてから、損切り位置を動かすことは絶対にしてはいけない

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え