小陽線と小陰線は方向感が読みにくい。

チャートの値動き

チャートはユーロドルの1時間足から。
価格が三角保ち合いを形成して、狭められた幅の中で、上へ下へと動いています。その中で小陽線と小陰線が連続して出現していますが(3つの青色の箇所)、いずれの箇所でも価格はわずかに動き方向感がありません。

売買サイン

価格が三角保ち合いを形成すると、上下の幅が狭くなり、いずれはブレイクアウトになります。ブレイクアウトするとトレンドが発生するチャンスになります。
しかし今回のレポートは、三角保ち合いの中の小陽線と小陰線についてです(3つの青色の箇所)。これらのローソク足は、方向感がなく売買サインが読みにくいものです。三角保ち合いの中で大陽線や大陰線がでていますが、そうではなく価格が一服しているかのような、落ち着いたときに、連続した小陽線や小陰線がでてくることはよくあります。小陽線・小陰線といえるか微妙なサイズだったとしても、前後するその他のローソク足と比べたとき、ローソク足の長さは比較的短い場合には、小陽線や小陰線と同様のものと考えてよいでしょう。
これらのローソク足が出現したときは、売買サインがないと考え、トレードを控えることも検討する必要があります。売買サインがないということは、連続して出る場合は、どちらになるかわからないということです。このようなときに、無理してポジションを持つことは危険です。
売買サインがなく流れが読みにくいものは、無理して読む必要はありません。どんなにトレード経験を積んでも、常にどんな状況でもチャートから今後の相場が読めるわけではありません。現在は読みにくい状況・読めない状況である、ということがわかるのは、中級者以上のトレーダーです。
小陽線と小陰線は、レンジ相場やトレンドの勢いが弱まった時によく現れます。今回のように三角保ち合いを形成しながら連続して出る場合は、ブレイクアウト後にトレンドが発生する前兆ともいえます。ブレイクアウトしたらチャンスです。そのときには、より明確なサインが出現します。今回のチャートでいうと、三角保ち合いを一気に抜けている大陰線がそうです。ブレイクアウト時に発生するより明確なサインを持ったローソク足がでるまで、「待つ」ことにしましょう。

メンタル対策

もうすぐトレンドがやってくると考えて、そのチャンスを最大化したいがために、ごく普通のサインを重要なサインと捉えて、ポジションを持ってしまうことがあるでしょうか。より大きくチャンスをものにするには、冷静に根拠を探すことが必要です。ポジションを持っていないと不安になる、いわゆる「ポジポジ病」は、初心者トレーダーほどかかりやすいものです。より大きくチャンスをものにするためには、危険な場面や慣れていない場面に近づかないことも必要です。
FXはゼロサムゲームであり、初心者用の相場というものはありません。昨日今日始めたばかりの初心者も、何十年もディーラーとして取引経験がある上級者も、同じ相場の中で戦っています。誰かが抱えた損失は誰かの利益になります。相場が読めない状況で、「ポジポジ病」にかかったトレーダーは無駄にポジションを持ち、そして罠にかかります。
これらを防ぐには、常に冷静に謙虚な姿勢で臨むことが必要です。そして、もしも相場が読めない時は、それを認めてしまいましょう。これからの相場の流れがわからないことがわかってしまえば、無駄に手を出す回数も減り、結果として損失も後悔も減るでしょう。

ポイント

  • どんなに経験を積んでも、全ての相場の流れが読めるわけではない
  • 相場の流れが読めないことは、どんな熟練のトレーダーでもあること
  • 相場が読めないことがわかることは、トレーダーに必要な能力
  • 無駄にポジションを持つのを減らせば、損失も後悔も減る

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

陽線

陰線

小陽線(陽のコマ・陽の極線)

小陰線(陰のコマ・陰の極線)

大陽線

大陰線

陽の丸坊主

陰の丸坊主

陽の大引け坊主

陰の寄付き坊主

陽の寄付き坊主

陰の大引け坊主

下影陽線(陽のカラカサ)

下影陰線(陰のカラカサ)

上影陽線(陽のトンカチ)

上影陰線(陰のトンカチ)

トンボ

上十字

トウバ

下十字

十字線(同事線)

足長同事線

一本線

底値で確認できる上十字は、買いサインとして有効です。

チャートの値動き

チャートはポンド円、日足。広範囲のチャートはこちら。上昇トレンドが発生し、チャートが三角保ち合いに入っています。
三角保ち合いゾーンの中で下値を試す展開となったとき、トレンドライン近辺で上十字を観測しました(青色の箇所)。
上十字の直前は価格は下降していましたが、上十字の出現後、価格はトレンドラインから離れて上昇方向に向かっています(1番目の赤色の矢印)。
上昇方向に向かった後は、再度下降しています(2番目の赤色の矢印)。
以上から、三角保ち合いゾーンの下値を試す展開で、上十字が出現したことで流れが変わり、上昇方向に進み、その後下降に進んだことがわかります。

売買サイン

底値圏で上十字が出現した場合、買いサインとなります。上十字が出現したら相場の流れが変わり、その後上昇する可能性が高くなります。
今回の上十字は実体が十分に小さく、下ヒゲが十分に長いものであるため、強い買いサインと捉えることができます。
三角保ち合いゾーンでは、価格は上値~下値にタッチしながら進みます。三角保ち合いの中で価格は永遠におさまることはなく、上値、下値のどこかで必ずブレイクアウトします。今回は下値に近づき、ブレイクアウトするかどうかという局面でしたが、トレンドラインに支えられるように底値圏で上十字を形成し、価格は上昇しました。
トレンドラインの底値圏で上十字という買いサインがでましたので、売りポジションは非推奨です。この時点で買い勢力は売り勢力より強いことがわかり、まだ下値を割る可能性は低いと判断できます。三角保ち合いゾーンの中で価格が上下しているときは、底値圏で形成されるローソク足を観測するとよいでしょう。
ただし、その後も上昇が続くとは限りません。チャートを見ると、その後上値に到達せず再度下降方向に入っています。あくまでも上十字が出た時点で下値を割る可能性が低いと判断するに留めて、その後上昇が上値まで続くかどうかは、状況に応じて判断が必要になります。少なくとも、ブレイクアウトするかどうかの判断に役立ちます。またチャートでは日足となっていますので、やや上昇といっても上昇幅はかなりのものがあります。値幅が十分にありますので、この時点ではブレイクアウトしない可能性を考えて買いポジションを持つことによって、十分な利益を得ることができます。

メンタル対策

三角保ち合いの上値近辺と下値近辺では相場が転換する傾向があり、転換点にあわせてポジションを形成することにより大きな利益が期待できます。
三角保ち合いは必ずブレイクアウトしますので、三角保ち合いの先頭に近づいてきたとき、勢いよく価格が下降して下値に近づいた場合、次はいよいよブレイクアウトするかもしれないと考えて、あせって売りのポジションをもってしまうことがあるかもしれません。それでうまくいけばよいのですが、何らかの売りサインを確認することもなく、イチかバチかでもったポジションは、多くの場合うまくいきません。そのポジションを持つだけの十分な根拠がないことは明白です。
三角保ち合いのときは、天井圏と底値圏でサインを見つけることを心がけるようにしましょう。シグナルの発生を待ち、常に冷静に観測することで、根拠のあるトレードができるようになります。根拠があるトレードを繰り返すことによって、自信がつき、イチかバチかの危ないトレードを控えるようになります。

損切り位置

上昇トレンドがでて、三角保ち合いで、底値圏で上十字の強い買いサイン。上昇の確率が高いからといって、資金を守るための対策をとらなくていいわけではありません。天井圏と底値圏で出現するローソク足のサインはトレードの助けになりますが、勝つ確率が高いというそれだけでは資金を守ることはできません。
資金を守る方法は、適切なポジションサイズの形成と、損切り位置をポジションのエントリーと同時に必ず設定することです。損切り位置をどこに設定するか悩むときは、多くのチャートを見たり、ローソク足の高値と安値に注目するとよいでしょう。今回のケースを参考にするならば、損切り位置は、上十字の安値近辺(トレンドライン近辺)がよいでしょう。

ポイント

  • チャートが三角保ち合いゾーンに入ったら、天井圏と底値圏のローソク足を観測すること
  • ローソク足は、天井圏と底値圏のどちらででたかによって、買いサインか売りサインかわかれる
  • 十分に強い買いサインが確認できたとしても、適切なポジションサイズをとること
  • 損切り位置の目安は、上十字の安値近辺(トレンドライン近辺)となる

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え、売買サインに追記

下影陽線は買いサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、1時間足から。全体の流れとして、上昇トレンドが発生し、価格は上へと進んでいます。
下影陽線は、トレンド発生中に一度価格が大きく下降した直後に発生しました(青色の箇所)。上昇していた価格が短い期間で大きく下落しても、下影陽線がでたあとは、下影陽線の安値を割ることはなく再度上昇していきました。
以上から、上昇トレンド発生に価格が大きく下降しても、下影陽線がでたことで上昇継続の流れに戻ったと読み取ることができます。

売買サイン

下影陽線は買いサインの1つです。下ヒゲが長くあるため、一度価格は下がってものの、最終的には上昇したことを示します。今回の下影陽線は下ヒゲが実体の3~4倍はあるため、買い圧力が十分にあると捉えてよいでしょう。下影陽線は底値に出ると強いといわれますが、上昇トレンド中に大きく下降した直後に出ても同様に信頼のできるサインです。
また、上昇トレンドの中で買いポジションを持つ時には、絶好の機会です。背景にある上昇トレンドがありますが、一度発生したトレンドは簡単に反転することはありません。それまで上昇と続いてきた価格が一気に下がったとしても、時間がたてば徐々に回復することはよくあります。そういった意味合いからも、買いへの期待がかかり、下影陽線はそれを示すシグナルとして判断するとよいでしょう。

メンタル対策

下影陽線を確認したら、買いポジションにて利益を狙います。上昇トレンド発生中なら、期待値は高いです。
しかし、トレンドは永遠に続くことはありません。トレンドはいつか終わります。そう考えて、それまで価格が徐々にあがっていったのが、一気に下がったのをみて、もしかして今回がトレンドが変わるタイミングなのかもしれないと考えてしまい、躊躇してしまうことがあるかもしれません。一瞬踏みとどまって冷静に考えることは無駄ではありません。
トレンドが変わる場合には、もっと強烈で明確なサインが現れることもあります。今回はトレンドが変わるサインではなく、下影陽線という買いサインが現れましたので、その部分を冷静にとらえてみましょう。相場が変わるかもしれないという不安は感じてもよいのですが、そこに十分な納得できるサインがあるかどうか考えてみると判断がつきやすいかもしれません。
トレンドが強い勢いを持っているときには、最終的には買い圧力が勝ちますから、下影陽線の次のローソク足の動向を探る余裕をもつことを心がけてください。

損切り位置

相場には確実・絶対という言葉はありません。あくまでも可能性・期待値が高い・低いという展開が予測できるだけです。より多くの買い・売りサインを目にすることができたらその方向に強い自信がつきますが、常に客観的に分析するようにしてください。そうすることで、急転直下すべてが変わってしまうよな、最悪の事態に対応することができます。
必ず、ポジションを持つときは、損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、下影陽線の安値近辺です。

ポイント

  • 上昇トレンド発生中、短い期間で大きく下降しても、その後上昇する可能性が高い
  • そこに下影陽線を確認したら、エントリーのタイミングになる
  • 背景にある上昇トレンドの強弱を意識して全体を見ると、理解しやすい
  • 損切り位置は、下影陽線の安値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 メンタル対策の一部文言を修正
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

ローソク足で表すことができる4つの価格

ローソク足は一定期間内の次の4つの価格を図表したものです。

(1)一番最初の取引価格である「始値(はじめね)」
(2)一番最後の取引価格である「終値(おわりね)」
(3)一番安い取引価格である「安値(やすね)」
(4)一番高い取引価格である「高値(たかね)」

(1)~(4)をまとめて「四本値(よんほんね)」といいます。

ローソク足を構成する部品と呼び方

一定期間内で(1)始値と(2)終値のどちらが高い価格であったかによって、ローソク足の陽線(ようせん)と陰線(いんせん)にわかれます。価格が上がった場合は陽線、反対に、価格が下がった場合は陰線です。下図は、陽線と陰線の構成部品を説明したものです。

 

ローソク足は、「実体(じったい)」(柱ともいう)と呼ばれる四角と、「ヒゲ」と呼ばれる実体から上下に伸びる線によって構成されています。実体で(1)始値(2)終値を表し、ヒゲで(3)安値(4)高値を表しています。ヒゲは上下にありますが、上にあるヒゲを「上ヒゲ(うわひげ)」、下にあるヒゲを「下ヒゲ(したひげ)」といいます。

陽線と陰線の最大の違いは、色が異なっていることです。形状が同じなので、色を分けることで区別しています。一般的に、陽線は白、陰線は黒で表されます。白と黒以外にも、黄と黒、緑と黒、赤と青、といった組み合わせが使われることもあります。特定の色の組み合わせは決まっていません。トレーダーがチャートの見やすさや好みによって選んでいます。

基本的なローソク足

ローソク足をみることで、一定期間内で価格が上がったのか、それとも下がったのかが一目でわかります。ローソク足は、価格の推移によって色と形状が異なります。ローソク足1本の四本値が様々に推移した時の、陽線と陰線、そして特殊な形のローソク足についてみていきましょう。

陽線(ようせん)

陽線は、始値より終値が高い(最初の価格より最後の価格が高い)という特徴を持ちます。
一定期間内に、価格が110円→100円→130円→120円と推移した場合は、下図のように表します。

陰線(いんせん)

陰線は、始値より終値が低い(最初の価格より最後の価格が低い)という特徴を持ちます。
一定期間内に、価格が120円→130円→100円→110円と推移した場合は、下図のように表します。

ヒゲのない陽線

価格が110円→110円→120円→120円(つまり、110円→120円)と推移した場合は、下図のように表します。

この場合、始値と安値、終値と高値はそれぞれ同じ価格になり、ヒゲのない陽線になります。

ヒゲのない陰線

価格が120円→120円→110円→110円(つまり、120円→110円)と推移した場合は、下図のように表します。

この場合、始値と高値、終値と安値はそれぞれ同じ価格になり、ヒゲのない陰線になります。

十字線(じゅうじせん)

特殊な例として、価格が110円→100円→120円→110円と推移した場合は、下図のように表します。

この場合、実体が線で表され、十字線という特殊なローソク足になります。
始値と終値が変わらないため、陽線と陰線どちらにも分類されません。
十字線は、同事線(どうじせん)・同時線(どうじせん)ともいいます。

一本線(いっぽんせん)

さらに特殊な例ですが、価格が110円→110円→110円→110円(つまり、110円のまま)と推移した場合は、下図のように表します。

この場合、実体が線で表され、さらにヒゲもない、一本線という特殊なローソク足になります。
始値から終値まで変わらないため、陽線と陰線どちらにも分類されません。
一本線は、四値同事線(よんねどうじせん)・四値同時線(よんねどうじせん)ともいいます。

まとめ

  • ローソク足は1本で一定期間を示し、四本値という4つの価格を表すことができる
  • 一定期間内で価格が上がっていれば、ローソク足は陽線となる
  • 一定期間内で価格が下がっていれば、ローソク足は陰線となる
  • 始値と終値が同一であれば、ローソク足は十字線となる
  • 四本値すべてが同一であれば、ローソク足は一本線となる

価格推移によって実体の長さや、ヒゲの長さが変化することで、ローソク足は様々な様態を見せます。
ローソク足の実体とヒゲの長さによって、ここで解説した名称以外を持つローソク足もあります。

上影陽線は売りサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはドル円、4時間足から。チャートを見ると、価格は上昇・下降しながらも、全体としては上昇方向(緑の矢印)に進んでいます。
上影陽線は、一時的に反発下降(赤の矢印)する直前に出現しました(青色の箇所)。上影陽線が出る前は陽線が続き価格は上昇する勢いが見て取れますが、上影陽線が出た後は、勢いは失速し、陽線と陰線が混じりながらも、一時的に下降となっています。
以上から、上昇傾向にある流れの中で、上影陽線がでて一時的な下降を生み出したと読み取ることができます。

売買サイン

上影陽線は、売りサインの1つです。トンカチとも呼ばれます。上昇中に上影陽線がでたら、下降の圧力が高まっている可能性を考慮する必要があります。今回の上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2程度を占めているため、下降の圧力はあるとみることができます。
ただ、全体的な流れは上昇であるため、下降はするが、一時的な反発下降かもしれないと注意して考えることも必要です。とはいえ、上影陽線は売りサインであるため、このローソク足を確認したら売り推奨の場面です。
全体的な流れの上昇についていくために買いのポジションを持つことを考えている場合は、流れが上昇に戻ったと確認ができるまで、控えた方がいいでしょう。

メンタル対策

大きな強い上昇の流れがある中で上影陽線がでたら、一時的な反発下降と考えることで、小さなチャンスでもうまく利益にすることができます。
あくまでも一時的な反発下降と考えることで、無理して大きなポジションを持つ必要性がないこともわかります。このような場合は、ポジションも大きくせず、長く保有せず、利益がでたら確定させておいてもよいでしょう。一時的な反発だと考えているのに、ポジションを長く持つなどして、大きく稼ごうと考えるのは矛盾しています。矛盾した行動には大きなしっぺ返しが待っていることもあるので、できるだけ避けましょう。
大きな流れに逆らったポジションには、リスクがあることも考慮してください。

損切り位置

相場は急変動することもあります。もしも予測した結果とは異なる結果を目にした場合は、容赦なくポジションを決済して、資金を守ることが必要です。今回のように大きな流れに逆らって売りポジションを持つときは特に要注意です。100%予測した通りになるとは限らないため、ポジションサイズを大きくせず、適切なものにしましょう。
忘れずに損切り位置も設定しておきましょう。今回のケースを参考にするなら、損切り位置は上影陽線の高値近辺です。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 上影陽線は、上ヒゲがローソク足全体の3分の2以上占めていれば、下降の圧力はある
  • しかし、全体的に上昇の勢いが強いと考えられる場合は、一時的な反発下降の可能性を考慮する
  • 一時的な反発下降の場合は、ポジションを大きくとらず、リスクに備えること
  • 損切り位置は、上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

上影陽線は売りサインの1つです。チャートはユーロドル、4時間足から。

チャートの値動き

チャートの先頭からみると、下降の流れがあり、一度反発して上昇し、その後また下降(赤色の矢印)となっています。
また下降(赤色の矢印)する中で、「上影陽線がでたあと、大陰線」というパターンを3回観測しています(3つの青色の箇所)。
チャート全体をみると、一度反発上昇はあったものの、大きな下降の流れ(緑の矢印)の中にあることがわかります。

売買サイン

上影陽線は売りサインの1つです。このローソク足がでたら下降の可能性を考慮しなければなりません。全体的に下降の勢いがある中での上影陽線のため、売りサインの信頼性は高いものと言えるでしょう。

上影陽線のあとの大陰線で、上昇した流れを1回で押し戻し、続く2回でさらに下降圧力をかけています。これが短い期間で続いていますので、非常に強い売り圧力があることがわかります。
ただし、もし反発上昇中での上影陽線であれば、売りサインの信頼性を疑うことも必要です。相場全体の流れが上昇・下降のどちらにあるかをみると、判断しやすくなります。

メンタル対策

大きな下降の流れがある中で上影陽線がでたら、売りポジションを持つことで大きく稼ぐチャンスがあります。同じパターンが何度も出現すれば、期待度が高まり大きなポジションを持とうとするかもしれません。
しかし、大きなポジションを持った途端、期待が外れて反対の方向に流れてしまうこともあります。わかりやすい局面であっても、ポジションサイズを大きくせず、いつもと同じように適切なサイズを守るようにしましょう。

損切り位置

相場に確実はないため、常にダマシの可能性を考慮して、必ず損切り位置を設定しておきましょう。
今回のケースを参考にするなら、上影陽線の高値近辺が損切り位置となるでしょう。

ポイント

  • 全体的に大きな流れが、上昇か下降どちらにあるかを把握しておくこと
  • 下降の流れの時に、上影陽線がでたら売りサインの可能性がある
  • そのまま上影陽線からの大陰線というパターンが続いたら、全体的に売り圧力が強い局面にある
  • ダマシの可能性を考慮して、損切り位置は上影陽線の高値近辺で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

足長同事線は相場の転換点のサインです。

チャートの値動き

チャートはユーロドルの4時間足。
全体の流れとして、下降の流れから底値で反発上昇し、その後また下降の流れに戻っているのがわかります。
下降の流れにあるとき、底値で下影陽線(下影陰線にも見えますが、拡大するとやや上昇しているため、ここでは下影陽線と記述します)が出現しています(1番目の青色の箇所)。下影陽線がでてから、流れは反発して上昇になりました。上昇中の流れにあるとき、足長同事線が出現しています(2番目の青色の箇所)。足長同事線がでてから、反発上昇が終わり、もとの下降の流れに戻りました。
以上から、最初に流れは下降にありましたが、底値の下影陽線、上昇中の足長同事線のタイミングで流れが変わり、下降~上昇~さらに下降となったと読み取ることができます。

売買サイン

足長同事線は、相場の転換点として注意されるものです。同事線(同時線)ともいいます。足長同事線が確認できた場合は、直前までの相場の流れが変わる可能性があります。今回の足長同事線は上昇の流れで登場したため、この後に下降する可能性を示した売りサインとなります。
足長同事線が出る前に、底値で下影陽線がでていますが、これは買いサインの1つです。買いサインの下影陽線がでて上昇し、売りサインの足長同事線がでて下降したと考えれば、非常にわかりやすい展開であったといえます。下影陽線をきっかけに上昇に転じて、そのまま上昇継続となる可能性もないことはありませんが、足長同事線がでた場合は一度買い圧力が一旦は落ち着いたとみるべきです。
このような場合に限りませんが、より大きな視点で相場の勢いがどちらにあるかをみておくと、より判断しやすいです。最初から強い下降の勢いがあるため、最終的には下降に戻る余地があります。そのタイミングを知る為に、足長同事線を待つのは有効な対策です。

メンタル対策

足長同事線に注意することで、相場の転換点を判断することができます。足長同事線は直前の流れが変わるタイミングで出ることはよくあります。転換点を確認できれば、大きく稼ぐチャンスが生まれます。
今回のチャートでは、底値の下影陽線、反発上昇してからの足長同事線、の2つでエントリータイミングが生まれます。最初の下影陽線で買いのポジションを持つことができたら、次は、売りサインが出るのを待つことです。足長同事線がでたら相場の流れが変わる可能性を示唆しているので、一旦ポジションを利確しておいた方がよいでしょう。
もし、足長同事線だけでは本当に相場の流れが変わったか判断ができない場合、大きな大陰線が登場するまで待ってもいいでしょう。大陽線または大陰線がでるときは、流れが変わるときでもあるからです。全体的に下降の流れであるならば、下降になったと十分に判断できてからエントリーしても遅くはありません。

損切り位置

今回の足長同事線のケースを参考にすれば、損切り位置は足長同事線の高値から若干余裕を持たせた方がよいとなるでしょう。足長同事線の次にでた陰線の高値が、足長同事線の高値を超えているからです。最終的に終値は足長同事線の終値より下回っていますので、今回の足長同事線は売りサインとする判断は正しいのですが、足長同事線の次のローソク足で価格の変動が大きかったため、終値が確定する前にポジションがきられてしまいます。
それでも、やはり足長同事線の高値近辺に損切り位置を設定しておいて、きられるときは、きられてしまった方がいいでしょう。損切りは利益を伸ばすためにあるのではなく、資金を守るためにあるものです。絶対に損切りを発生させたくないと言って、損切り位置の幅をあまりにもとりすぎると、その他の場面で損切りに対する考えに影響を与えてしまうことがあるかもしれません。ある一定のルールを守ることは大切です。一度決めた損切り位置は絶対に動かしてはいけません。
エントリー後に、価格変動が大きすぎてポジションがきられてしまったら、当初の予測は外れたことを素直に認めましょう。もう一度ローソク足を見て、まだ売りサインが有効であると考えることができるなら、改めてエントリーし直すといった方が、最終的には資金を守ることもでき、健全です。

ポイント

  • 足長同事線は相場の転換線として注意される
  • 足長同事線だけで判断できない場合は、大陽線または大陰線の登場を待つ
  • 損切りは利益を伸ばすためにあるのではなく、資金を守るためにある
  • エントリーしてから、損切り位置を動かすことは絶対にしてはいけない

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

上値を試す下影陰線は買いサインです。

チャートの値動き

チャートはドル円、4時間足。
全体的に大きな上昇の流れがあり、レジスタンスライン(赤色の線)を超えるか試す展開が続いた後、ブレイクアウトしてさらに上昇継続となっているのがわかります。
下影陰線は、レジスタンスラインをブレイクアウトするかどうか試す展開の中で登場しました(青色の箇所)。下影陰線の直前までは上値を試して一度超えることができず、反発下降しています。しかしすぐに買い圧力がかかり、もう一度上値を試すところで下影陰線が出現しています。下影陰線が出現した後、レジスタンスラインをブレイクアウトして、一気に上昇しています。
以上から、最初に上昇の流れがありましたが、上値の抵抗にあい失速、しかし下影陰線がでたことで勢いが強くなり、上昇継続となったと読み取ることができます。

売買サイン

下影陰線は買いサインの1つです。下影陰線を底値で観測することができれば、その後、相場の流れが反転する可能性があります。今回の下影陰線の実体は小さく、下ヒゲは実体の6~7倍はありますので、強い買いサインと捉えることができます。底値で出たわけではありませんが、もともと大きな流れが上昇で、レジスタンスラインを超えるかどうかを試している展開でした。そのため、
(1)大きな流れが上昇で、
(2)何度も上値を試そうとしていた、
(3)そこで強い下影陰線がでた
この3点から、やはり上昇継続する余地の方が大きいだろうと考えることができます。
底値で下影陰線を観測することができればさらに信頼度は高まりますが、底値かどうかは絶対条件ではありません。全体的な流れが上昇で、強い買いサインが登場したと考えれば、買い優勢だろうという判断につなげることができます。

メンタル対策

レジスタンスラインを超えると、それまでの買いと売りの均衡が崩れて、買い圧力が一気に増大し、短い時間で瞬発上昇する場面は多くあります。何度も上値を試す展開が続いていればいるほどその傾向があるため、レジスタンスラインを超える場面は、大きく稼げる場面になります。
しかし、レジスタンスラインでもみ合っていると、もしかしたら上値を超えないかもしれないと不安になることもあります。直前まで強い上昇の流れにあるのですが、上昇であったからこそ、そろそろ下がるかもしれないという不安が芽生えてくるかもしれません。同じことを考えているトレーダーも少なくないため、レジスタンスライン近辺では買いと売りの攻防が続きます。
熱くなりそうなときこそ落ち着いて、ローソク足の買いサイン・売りサインに着目してください。大きな流れが上昇であり、下影陰線は買いサインの1つです。買い優勢の場面で売り優勢になるには、相当の売り圧力が必要になります。下影陰線の形状をみて、下ヒゲが実体と比べて相当に大きいときは、基本的には買い圧力がやはり優勢であると考えてください。

損切り位置

買い優勢と判断しても、万が一に備えた対策をしなくていいわけではありません。買いサインの可能性がどんなに高くても、次の瞬間反発して大きく下げたり、徐々に売り圧力が回復していくことも十分に考られます。そのため、無理して大きなポジションを持たないなど、余裕を持ったポジションサイズの調整が必要です。
エントリーと同時に損切り位置も必ず設定しましょう。今回のケースを参考にするなら、下影陰線の安値が損切り位置になるでしょう。

ポイント

  • 大きな流れが上昇にあり、上値を何度も試しているとき、強い下影陰線がでたら、その後も上昇継続の可能性がある
  • 下影陰線が底値にでているかどうかは絶対条件ではない
  • レジスタンスラインを超えてきたら、その後一気に上昇する可能性がある
  • たとえ買いサインの可能性がどんなに高くても、万が一を考慮したポジションサイズに調整すること
  • 損切り位置は下影陰線の安値で設定しておく

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え

底値圏の下影陰線は買いサインの1つです。

チャートの値動き

チャートはユーロドル、4時間足から。広範囲のチャートはこちら
全体の流れとして、価格は下降に進み、底値を試す展開が続いた後、上昇に転じていることがわかります。
下影陽線は、底値を試すタイミングで出現しました(青色の箇所)。下影陽線の直前までは下降の流れにありましたが、下影陽線の出現後、流れは変わり上昇へと転じています。上昇に転じる途中、乱高下している場面もありますが、下影陽線の安値を割ることはありませんでした。
以上から、最初に流れは下降にありましたが、底値で下影陽線が出たことで流れが変わり、上昇に転じた、と読み取ることができます。

売買サイン

底値圏の下影陽線は買いサインの1つです。下影陽線が底値で確認できた場合は、相場の流れが変わり、その後上昇する可能性が高くなります。今回の下影陽線は実体がとても小さく、下ヒゲがとても長いため、特に強い買いのサインであったと捉えていいでしょう。
相場の流れが変わる前には、元の流れに戻る力もあるため、一時的に反発することがあります。今回も下影陽線のあと上昇しましたが、すぐに下降している場面もあります。ただし、結果的に買い勢力が勝って上昇したため、一時的な反発であったといえます。一般的に底値には強いサポートラインができますので(赤色の線)、一時的な反発があっても、買い勢力が最終的には勝ち、流れが上昇に転じることはよくあります。
下影陽線は、適切なタイミングで出現すれば信頼度は高いものです。下影陽線を確認するときは、現在底値かどうかを最初に判断しておくとよいでしょう。

メンタル対策

下影陽線を底値で観測することができたら、その後、大きな流れに乗って大きな利益を出せる可能性があります。
とはいえ、その後すぐに下降してきたら、自信をなくしてすぐにポジションを決済してしまうかもしれません。そうすると、その後やってくる大きな流れに乗れず、微々たる利益で終えてしまうこともあります。場合によってはマイナスになって不安になり見切り売りして損失額を確定してしまうこともあるでしょう。
相場の流れが変わるタイミングでは、買いと売りの攻防が繰り広げられるため、相当の時間が必要になることもあります。4時間足のチャートで見ている場合は、底値で下影陽線を観測したら、安値を割ることがない限り、その後の流れを落ち着いてみるということも必要でしょう。

損切り位置

相場に絶対はありませんので、下影陽線の後、100%上昇するとは限りません。相場が当初予測した方向性とは逆方向に進んだ場合は、容赦なくポジションを決済して、資金を守ることが必要です。
ポジションサイズを調整して余裕のある損切り位置も予め決めておけば、乱高下にも心が揺さぶられることはありません。今回のケースを参考にすれば、損切り位置は下影陽線の安値近辺になるでしょう。

ポイント

  • 下影陽線が底値近辺で出たら、その後、上昇する可能性が高い
  • 大きなポジションを持つと、途中の乱高下で精神的に耐えられないかもしれない
  • たとえ大きなチャンスであっても、無理のないポジションサイズを持つことが大事
  • 4時間足で下影陽線を観測できたら、安値を割ることがない限り、継続して様子をみてもよい
  • 損切り位置の目安は、下影陽線の安値になる

チャートの画像

チャート画像は Meta Trader 4 から取得、必要に応じて編集しています。

変更履歴

2018年5月20日 記事構成の修正、見出しの設定、内容の書き直し
2018年5月23日 見出しの修正、売買サインにローソク足の画像を追加
2018年5月27日 チャート画像の差し替え